幼穂形成期、今年の出来映えは・・・。
7月17日
出穂(8月10日予定)として出穂24日前の今日、ミネラル分を主とした肥料を20kg/反、散布しました。例年では過リン酸石灰を使用していましたが以前より値上がりしてしまったので、なにかないかと探したところ200円ほど安い写真のような商品を見つけました。JA指導ではここで穂肥と称してNK化成を施肥することになっていますが、故・井原豊さんの教えに従ってこのような施肥をしております。
ちなみに井原さんのお気に入りはマグホスという商品名の肥料でした。
実のなる作物にはカルシウム、マグネシウムが食味の向上欠かせないとの事。
さて、今年の出来映えはどうだろう。
1本植えの観察を昨日行ったところ、細い分けつも含めて31本でした。
目標には達しているものの少し物足りない。
全体的には20本から60本近いものまでばらばらだが、平均すると25本ぐらいではないか。葉齢は12枚で終わりそうな気配でどうも数え間違いをしてしまったかな。
12枚目と数えたところが止め葉では・・・。(^^;
2本植えなら満足のいく茎数が確保されるということかな。
ポット苗だと1本でいけるらしい。
この辺りはまあまあ。
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トンボが羽化しています
7月5日
あちらこちらの株で一斉にトンボの羽化が始まっていました。
稲作りをしているとこんな事を発見する楽しみもあります。
周囲で稲作離れする農家が増え、こうした自然も少なくなっていくのが気がかりです。
小屋の屋根に降る雨水を溜める仕掛け作りました!
水源が近くにない畑は水を確保するのが大変。
そこで単管で組んだ小屋に雨とよを取り付けて、タンクに水が溜まるようにしました。
これで水くみが少しらくになるかな。(^^)
ホームセンターに材料がそろっていて組立方も説明が掲示されていました。
雨よ降れ!!(水くみ百姓)。
追記
この小さな畑でも、一年に数回灌水ポンプでの水くみが必要でした。
2018年は夏の間カラカラ天気が続きましたね。
こんな年でも水くみ一度もしないで済みました。
大成功です!
苗を少なく植えて多収穫を目指す
田植えは坪当たり37株で植え付けています。
坪70株で植えている農家に比べると苗は約半分です。じゃあ、収穫も半分だろうとお思いでしょうが、実は反対で多収穫が可能です。
そんなバカなと思われる方、次の計算をどう思われますか?
米一俵(60kg)は何粒か?
ネットで調べましたところ、 (^^;
2,666,666粒になるそうな。
1本の穂につく米粒は100粒として1俵収穫に必要な穂の数は100で割ると
26,667本(A)。
1株の穂数は30本。何株で1俵になるかというと、
A÷30=24坪
これだと一反何俵採れるか。
1反は300坪だから、
300坪÷24坪=12.5(俵)
となると思うのですがいかがでしょう?
実際わが家で12俵採れた事があり、コンスタントに収穫できなかった原因を調べましたところ、施肥量が都度まちまちであった事が原因ではないかと考えています。
稲の生長を定点観察します。
7月11日
分けつが前回撮影時の2倍で21本になりました。
目印も隠れて見えなくなりそうです。
手前のくぼみは溝切りの跡です。これがあると水を切るのも早くできるし、水を入れたとき回りが早いです。
刈り取りまで稲の活力も保たれます。
7月5日
穂の出る39日前となりました。
葉っぱは11枚目が小さく出始めたところ。分けつは10本です。
全体的な葉色もアップしてきました。
7月1日
田植えから43日目となりました。最初の穂が出る35日前となります。
選んだ場所が生長やや遅れ目かな。への字特有の株が開いた状態になりました。
開くのは茎が太く育っている証拠。密植慣行栽培ではズンドウな稲姿になります。
というわけで井原豊先生の言われたゴリラのガッツポーズ稲の姿に近づいてまいりましたが・・・。
葉っぱは10枚目、分けつは7本目。30本の分けつを取りたいんだけど、ちょっと忙しい。(^^;
↓
葉色は慣行栽培より濃くなってきました。カラースケールで5~6ぐらいかな。
への字を始めた最初の年はこんなに色濃くなる事に恐怖を覚えました。
いもち病が出るのではないか、倒伏するのではないかと・・・。
ここ数十年いもち病予防の農薬は使った事がありません。倒伏だってへっちゃら!
一度大きく倒してしまった事があったけど窒素量で11kg/反も肥料入れちゃいました。さすがに無理でしたね。収量は10俵/反採れたけれど散々ですね。
6月25日 田植えから37日目
小さいですが9枚目の葉が出てきました。分けつは4本になりました。
コシヒカリは16枚芽が出て出穂となるらしいが15枚止まりかな。
慣行栽培だとこれから穂肥を施肥するためにここで生長を止めるため、窒素切らし、中干し等を行うので13枚止まりになってしまうとか。
6月20日 田植えから32日目。
7枚目の葉が大きくなりました。アオミドロがかなり繁殖しています。
はびこると水温が上がらなくなり稲の生育が悪くなると言って農薬を撒いて駆除する人もいますが、我が家はほったらかしです。
有機栽培をする人はこれを利用して新しく生えてくる草を抑制させる事に利用する人もいるらしい。窒素同化作用も持っているから枯れれば自然な穂肥としても働くらしい。
6月15日 田植えから27日目。
7枚目の葉が出ていて、分けつは3本になりました。
4日前の日曜日、中間施肥を行いました。10葉目当たりで施肥するのが良いと思いますが、親戚からいただいた緩効性の配合肥料を使うため早めにしました。
反当たり窒素量は3.2kgです。10葉期にもう一度追肥する予定。
20日経過。葉っぱがもう一枚増えました。6枚目です。(6月10日)
水の深さは10~12センチくらい。ヒエ(雑草)を抑制するため深水にしてあります。
田植え2週間後。葉齢調査のため葉っぱに番号を振りました。↓
6枚目の葉が出ています。
への字稲作は最初の生長ををゆっくり見守る事がポイント。
周囲は葉が垂れるほど勢いが良いのをじっと見てガマン・・・。
田植えをして6日後の1本植えの稲です。↑
これから収穫までの経緯を記録します。